■ 2026-11-08 07:22 JST 更新
データ分析データ時点: 2026年9月25日〜11月5日(MTGOスタンダードChallenge、上位入賞デッキ)

スタンダード週間メタゲーム(11月7日):緑単上陸が20.5%で最多、勝率の上位はアゾリウス・モモとジェスカイ・アーティファクト

《人喰い植物の耕作者》のイラスト
《人喰い植物の耕作者》 — Illus. Martina Fačková, ©Wizards of the Coast

データ時点 2026年9月25日〜11月5日(MTGOスタンダードChallenge、上位入賞デッキ)
この記事はこの期間のデータにもとづく、その時点の分析です。環境の変化にあわせて、新しい時点の記事を別に出します。

週末の大会の前に、今週のスタンダードで何が多く、何が勝っているかをまとめます。Magic Online(MTGO)のスタンダードChallenge(毎日開かれる参加費ありの大会)の上位入賞デッキを毎週数え、毎週金曜に更新します。1回目の今回は、『リアリティ・フラクチャー』発売(10月2日)の前の週からの6週間、47大会・1,452デッキを集計しました。

今週のスタンダードをざっくりまとめると、

  • いちばん多いのは緑単上陸(Mono-Green Landfall)。今週は上位入賞デッキの20.5%で、新セット発売後は毎週増え続けている
  • ただし勝率は抜けていない。数が多いぶん上位に名前が並ぶが、1デッキあたりの勝率が高いのはアゾリウス・モモ(Azorius Momo)61.9%、ジェスカイ・アーティファクト(Jeskai Artifacts)61.5%
  • 相性は三すくみに近い。緑単上陸はアゾリウス・モモに強く、アゾリウス・モモはジャンド・サクリファイス(Jund Sacrifice)とディミーア・ミッドレンジ(Dimir Midrange)に強く、ディミーア・ミッドレンジは緑単上陸に強い
  • ボロス・ドワーフ(Boros Dwarves)が急に増えた。Arena Championship 13で4位に入った翌日から

今週の勢力図

デッキ別の割合と、先週からの増減10/30〜の週のMTGOスタンダードChallenge、上位入賞220デッキの内訳
今週の割合先週比(ポイント)
緑単上陸
20.5%
+6.5
ジャンド・サクリファイス
14.5%
+3.7
ディミーア・ミッドレンジ
7.3%
-5.6
アゾリウス・モモ
6.8%
+2.3
オルゾフ・ライフゲイン
5.0%
-4.4
ディミーア・ウルダロス
5.0%
-2.3
ボロス・ドラゴン
5.0%
+3.3
アゾリウス・コントロール
4.1%
-0.1
ボロス・ドワーフ
4.1%
-2.5
4色コントロール
3.6%
-0.2
イゼット果敢
3.2%
-0.6
ジェスカイ・アーティファクト
3.2%
-2.7

緑単上陸が先週から6.5ポイント増え、ジャンド・サクリファイスも3.7ポイント増えて2番手(14.5%)です。逆にディミーア・ミッドレンジは12.9%→7.3%、オルゾフ・ライフゲイン(Orzhov Life Gain)は9.4%→5.0%と大きく減りました。

この6週間の推移

デッキ別の割合(週ごと)週ごと(金曜〜木曜)の割合。9/25の週から10/30の週まで。縦の目盛りは全デッキ共通(最大20%)
緑単上陸10% → 20%
ディミーア・ミッドレンジ10% → 7%
ジャンド・サクリファイス17% → 14%
オルゾフ・ライフゲイン6% → 5%
イゼット・スペレメンタル13% → 2%
ディミーア・ウルダロス0% → 5%
イゼット果敢3% → 3%
アゾリウス・コントロール6% → 4%
4色コントロール4% → 4%
ボロス・ドラゴン10% → 5%
  • 緑単上陸:10%前後から20.5%へ。新セットの《人喰い植物の耕作者》を入れた形が広がった(後述)
  • イゼット・スペレメンタル(Izzet Spellementals):9月は13%で上位だったが、新セット発売後に減り続けて今は2〜3%
  • ディミーア・ウルダロス(Dimir Uldaros):新セットの《ウルダロス・セオリクス》を使うデッキ。10月9日の週から出てきて12%まで増え、今は5%
  • ボロス・ドワーフ:10月下旬まで週0〜1人だったのが、10月26日から急に増えた。10月24〜25日のArena Championship 13で、176人の中で1人だけボロス・ドワーフを使ったYuuki Ichikawa選手が4位に入った翌日からです。《スケートボード》を入れた形はその前からMTGOに少しいて、大会のあとに一気に広がりました
  • アゾリウス・コントロール(Azorius Control)と4色コントロール(Four-Color Control):新セット直後にそれぞれ9%・7.5%まで増え、緑単上陸やドワーフなどの速いデッキが増えるにつれて4%前後に戻った

どのデッキが勝っているか

デッキ別の勝率6週間の上位入賞デッキの、スイスラウンドの勝敗の合計。全体平均は56.4%(上位入賞者だけなので50%より高い)
デッキ数勝率(平均との差)
アゾリウス・モモ
59
61.9%
ジェスカイ・アーティファクト
58
61.5%
ディミーア・ミッドレンジ
153
59.1%
ディミーア・ウルダロス
84
59.0%
オルゾフ・ライフゲイン
110
58.7%
緑単上陸
177
58.1%
4色コントロール
68
57.2%
ジャンド・サクリファイス
152
57.2%
ボロス・ドラゴン
67
56.1%
イゼット・スペレメンタル
95
54.5%
アゾリウス・コントロール
78
53.9%
イゼット果敢
82
53.6%
ラクドス・トカゲ
38
52.1%
ボロス・ドワーフ
34
49.1%

勝率の上位はアゾリウス・モモ、ジェスカイ・アーティファクト、ディミーア・ミッドレンジ。いちばん多い緑単上陸は58.1%で、全体平均(56.4%)より少し上です。トップ8に入った割合も、アゾリウス・モモ37%に対して緑単上陸は29%でした。急に増えたボロス・ドワーフは49.1%、トップ8に入った割合も18%で、まだ勝ちにつながっていません。

相性:トップ8の対戦から

MTGOが対戦の組み合わせを公開しているのは、各大会のトップ8(準々決勝〜決勝)だけです。6週間で309試合(同じデッキタイプどうしを除く)のうち、主なデッキどうしの結果です。

組み合わせ結果(マッチ)
緑単上陸 対 アゾリウス・モモ緑単上陸の5勝2敗
緑単上陸 対 ジャンド・サクリファイス緑単上陸の11勝7敗
緑単上陸 対 ディミーア・ミッドレンジ緑単上陸の4勝7敗
緑単上陸 対 イゼット果敢緑単上陸の0勝4敗
緑単上陸 対 ボロス・ドラゴン緑単上陸の2勝4敗
アゾリウス・モモ 対 ジャンド・サクリファイスアゾリウス・モモの6勝1敗
アゾリウス・モモ 対 ディミーア・ミッドレンジアゾリウス・モモの4勝1敗
アゾリウス・モモ 対 ディミーア・ウルダロスアゾリウス・モモの0勝4敗
ディミーア・ミッドレンジ 対 アゾリウス・コントロールディミーア・ミッドレンジの5勝0敗
ジャンド・サクリファイス 対 ディミーア・ミッドレンジジャンド・サクリファイスの7勝3敗

緑単上陸を使うならディミーア・ミッドレンジとイゼット果敢、アゾリウス・モモを使うならディミーア・ウルダロスと緑単上陸が苦手な相手です。1つの組み合わせで多くても18試合なので、大きく勝ち越している組み合わせだけを挙げています。

デッキ別:今の形と、勝っている人が入れているカード

同じデッキでも、採用するカードは週ごとに変わっています。9月25日〜10月11日と10月12日〜11月5日のリストを比べました。

緑単上陸

ジャンド・サクリファイス

ディミーア・ミッドレンジ

ディミーア・ウルダロス

アゾリウス・モモ

ジェスカイ・アーティファクト

ボロス・ドワーフ

  • 10月12日以降のリストは97%が《スケートボード》入り(9月〜10月上旬の4つのリストには入っていなかった)

集計方法のメモ

  • データ:MTGO公式デッキリストに載る、スタンダードChallengeの上位入賞デッキ(参加者が32人を超える大会は上位32人、それ以下は全員)を、MTGシグナルが独自に集計しました。対象は2026年9月25日〜11月5日の47大会・1,452デッキです。League(5勝0敗のリスト)は公式が選んだ一部だけが載るため使っていません
  • 週は金曜〜木曜で区切っています
  • デッキタイプ:メイン・デッキの目印のカードで分けました(例:《土のベンダーの位に至る》と《氷耕しの探検家》の両方 → 緑単上陸、《悪夢滅ぼし、魁渡》 → ディミーア・ミッドレンジ)。目印は、全デッキをカードの重なりで分けた結果から選んでいます。どれにも当たらないデッキは「その他」
  • 勝率:上位入賞デッキのスイスラウンドの勝敗の合計。上位入賞者だけの数字なので、全体平均は50%より高くなります
  • 相性:トップ8の対戦だけです。スイスラウンドの組み合わせは公開されていません
  • 採用率:そのデッキタイプのリストのうち、メイン・デッキにそのカードを1枚以上入れている割合
出典: MTGO公式デッキリスト(Daybreak Games)をもとにMTGシグナルが集計
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