はじめてのシールド戦 プレリリースで40枚のデッキを組む6つの手順

プレリリースでは、その場で開けたパックだけでデッキを組んで戦う「シールド戦」を遊びます。自分で作ったデッキを持ち込むのではなく、全員が同じ数のパックを開けて、そこから出たカードだけで組むのが、いつもの対戦との違いです。はじめてだと「何をどうすればいいの?」となりますよね。
やることは、6パックを開けて、2色を選び、呪文とクリーチャー23枚に土地17枚を足して40枚にする、だけです。
この記事では、11月6日から始まる『スター・トレック™』のプレリリースを例に、手順を順番に見ていきます。
先に覚えておきたい言葉
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| シールド戦 | その場で開けたパックだけでデッキを組んで戦う遊び方 |
| マッチ | 1回の対戦。ふつうは先に2勝したほうが勝ち(2本先取) |
| ゲーム | マッチの中の1試合。1マッチは2〜3ゲーム |
| 除去 | 相手のクリーチャーを倒したり、どかしたりするカード |
| 脅威 | 出すと相手が困る強いカード(大きいクリーチャー、空を飛ぶクリーチャーなど) |
| サイドボード | デッキに入れなかったカード。ゲームの合間に入れ替えられる |
| 神話レア | レアの上のレアリティ。コモン→アンコモン→レア→神話レアの順に出にくい |
全体の流れ
手順は全部で6つです。開ける、分ける、色を選ぶ、しぼる、土地を足す、残りをサイドボードにする。デッキを組むのにいちばん頭を使うのは、3の「2色を選ぶ」と4の「23枚にしぼる」です。図の順に、1つずつ見ていきます。
1. パックを開ける
『スター・トレック™』のプレリリース・パックには、プレイ・ブースター(14枚入りのパック)が6パック入っています。公式のプレリリース・ガイド(紹介記事)によると、中身はこうです。
| 中身 | 数 |
|---|---|
| プレイ・ブースター(1パック14枚) | 6パック |
| フォイルのプロモ・カード | 1枚 |
| デッキ・ボックス | 1個 |
| スピンダウン・ダイス | 1個 |
デッキに使えるのは、プレリリース・パックの中身と、基本土地(平地・島・沼・山・森)です。基本土地は何枚でも足してよいと、大会のルールで決まっています。基本土地をどう用意するかは、お店に確かめておきましょう。
2. 色ごとに分ける
開けたカードを、白・青・黒・赤・緑の5色に分けて並べます。2色以上のカード(多色)、色のないカード(アーティファクトなど)、土地は、それぞれ別の山にします。多色のカードは、その2色を選んだときだけ使えるので、色を選ぶときのヒントになります。
並べてみると、「この色はカードが多い」「この色には強いカードがある」が見えてきます。
3. 2色を選ぶ
公式ガイドは、2色にしぼるのがいちばん良いとすすめています。ガイドが挙げる目安は2つです。
- 除去が2色で5枚以上あるか
- 脅威(出すと相手が困るカード)が、どちらかの色に2〜3枚あるか
ここからは編集部の考えです。5枚はあくまで目安なので、少し足りなくても2色で組んでかまいません。そのぶん、強いクリーチャーを多めに入れましょう。
除去や脅威のほかに入れたいのは、カードを引くカード(手札が切れにくくなる)や、1枚でクリーチャーが何体も出るカードです。どのカードが除去なのか英語で分かりにくいときは、『スター・トレック™』リミテッド環境ガイド【予習編】に、色ごとの除去をカード画像つきでまとめています。お店の人や周りの人に聞いてもかまいません。
『スター・トレック™』では、宇宙船やボーグのアーティファクトが多いので、ガイドはアーティファクトを壊せる《Perils of the Past》(カードのデータに日本語名がまだ無いので英語名)を1枚多めに入れる案も挙げています。
4. 23枚にしぼる
2色が決まったら、その2色のカードから23枚を選びます。このとき見るのが「マナ・カーブ」、つまり何マナのカードを何枚入れるかです。カードのマナは、右上のマナ・コストの合計です(数字はその数、色のシンボルは1つにつき1。{2}{R}なら3マナ)。公式ガイドの目安はこうです。
2マナのカードを7〜8枚入れて、序盤から動けるようにするのがポイントです。ガイドは「この目安どおりでなくてもよい」とも書いているので、手持ちのカードに合わせて調整しましょう。
5. 土地を17枚足す
23枚に、基本土地を17枚足して40枚にします。17枚は公式ガイドの目安です。ルールでは、リミテッドのデッキは40枚以上で、上限はありません。
2色の土地は、それぞれの色のカードの枚数に合わせて分けます。たとえば赤のカードが15枚、緑のカードが8枚なら、山を11枚、森を6枚くらいにすると、比率が近くなります。
6. 残りはサイドボード
デッキに入れなかったカードは、そのまま「サイドボード」になります。
1マッチの中のゲームとゲームの合間に、サイドボードのカードと入れ替えて、相手に合わせてデッキを調整できます。大会のルールでは、何枚入れ替えたかを相手に言う必要はなく、1枚ずつ同じ数で入れ替える必要もありません。
デッキリストを提出しないイベントでは、マッチとマッチの間に自由に組み替えてもかまいません。お店が「組み替えなし」と決めている場合は、デッキを組む前に知らされます。
まとめ
- 6パックを開けて、色ごとに分ける
- 2色を選ぶ。目安は除去5枚以上と、脅威2〜3枚
- 2マナを7〜8枚入れて、23枚にしぼる
- 基本土地を17枚足して40枚に。土地は色のカードの枚数で分ける
- 残りはサイドボード。ゲームの合間に入れ替えられる
当日の時間・回戦数・持ち物・参加費は、お店によって違います。行くお店の案内を確かめておきましょう。
もっと知りたい人へ:レアなら何でも強い?
「せっかく出たレアを使いたい」と思いますよね。結論から言うと、レアは平均すると強いけれど、レアだから強いとは限りません。
『スター・トレック™』はまだ発売前で成績のデータが無いので、10月に発売された『リアリティ・フラクチャー』で見てみます。MTGアリーナで遊んだ人の記録を集めているサイト「17Lands」のデータで、カードが手札にあったゲームの勝率を、レアリティごとに比べました(シールドではなく、パックを回して1枚ずつ取る「ドラフト」の数字です)。
| レアリティ | カード数 | 勝率の真ん中の値 | 全体平均(55.4%)を上回った枚数 |
|---|---|---|---|
| 神話レア | 30 | 60.5% | 24枚 |
| レア | 47 | 58.0% | 30枚 |
| アンコモン | 104 | 55.6% | 56枚 |
| コモン | 70 | 55.2% | 33枚 |
レアと神話レアの77枚のうち、22枚は全体平均を下回りました(1枚はちょうど平均)。一方、コモンでいちばん勝率が高かった《精神追いの眼》(60.0%)は、レアと神話レアの77枚のうち49枚より上でした。
もっと知りたい人へ:強いコモンの中身
勝率の高かったコモンのトップ10のうち、除去は4枚。残りには、カードを引く《対なす幻視》や、2/2のクリーチャー・トークンを3体出す《ヘクスヘイヴン大隊》のような「1枚で得をする」カードが並びました。
迷ったら、そのレアが「出したら相手が困るか」「自分の2色に入るか」で決めましょう。公式ガイドも2色にしぼることをすすめているので、色が合わないレアは無理に入れなくてかまいません。
17Lands Public Datasets(CC BY 4.0)をもとにMTGシグナルが集計。対象は2026年9月29日〜10月16日のプレミア・ドラフト(アリーナのランク戦のドラフト)で、手札にあったゲームが500回以上のカード(土地を除く)。勝率は「そのカードを引いたゲーム」の勝率で、カードの強さだけでなく、使った人の腕前も混ざった数字です。
対戦中のルールで迷ったら、「『飛行いますか?』と聞かれたら、どこまで答える?」や「攻撃したあと、ブロックの前に動きたい!」もどうぞ。
出典
- Magic: The Gathering® | Star Trek™ Prerelease Guide(公式サイト・英語、2026年10月30日)
- Magic: The Gathering® | Star Trek™ Buyer's Guide(プレイ・ブースターは1パック14枚)
- 17Lands Public Datasets(CC BY 4.0。『リアリティ・フラクチャー』プレミア・ドラフト、2026年9月29日〜10月16日)
- Magic Tournament Rules(2026年2月27日発効。2.1 マッチの構成、3.16 サイドボード、7.1 デッキ構築の制限、7.2 カードの使用、7.3 継続構築)・日本語版(イベント規定)(2025年6月30日発効)
元記事はこちら
この記事の作り方AIが作成したルール解説です。総合ルール・イベント規定などの原文を引用して本文と結論の案を作り、編集部が根拠と結論を確認・承認してから公開しています。編集方針





