■ 2026-11-06 00:48 JST 更新

「飛行いますか?」と聞かれたら、どこまで答える? 対戦相手への答え方をルールで確認

聞かれたら どこまで答える?

対戦中に「手札何枚ですか?」「そのクリーチャー、飛行持ってます?」と聞かれること、ありますよね。全部正直に答えるべき? 黙っていてもいい?

答えは「聞かれた内容」と「どんなイベントか」で変わります。

  • カードの名前やタップ状態などは、いつでも必ず答える
  • クリーチャーの能力(飛行・到達など)は、競技の大会なら教えなくてもいい。でも、ウソはダメ
  • プレリリースやフライデー・ナイト・マジックのような店舗のイベントなら、能力も全部答える

「黙っていい」のは、ルール適用度が競技の大会だけです。店舗のイベントでは扱いが変わるので、ここだけは押さえておいてください。

順番に見ていきましょう。

情報には「必ず答える」と「教えなくていい」がある

大会のルールをまとめた「イベント規定」では、ゲーム中の情報を4つに分けています。

ゲーム内の情報は、「情況情報/Status Information」「共有情報/Free Information」「類推情報/Derived Information」「秘匿情報/Private Information」の4つに分類される。

名前が硬いので、聞かれたときの扱いでざっくり言い換えるとこうなります。

規定の名前ざっくり言うと例聞かれたら
情況情報自分から言う情報ライフなど◯ 変わったら、聞かれる前に自分から知らせる
共有情報必ず答える情報カードの名前、カウンターの種類と数、タップしているか、どの領域にあるか、今のステップ、マッチのゲーム点数◯ 完全に、正直に答える
類推情報自分で調べてね情報戦場のカードの能力やパワー、ある領域にあるオブジェクトの数(手札の枚数など、共有情報でないもの)、ルールやオラクル△ 教えなくていい。でもウソはダメ
秘匿情報言わなくていい情報上のどれでもないもの× 答えなくていい

「必ず答える情報」については、規定にこう書かれています。

プレイヤーは共有情報に関して、完全に、誠実に答えなければならない。

一方、クリーチャーの能力は「自分で調べてね情報」(類推情報)です。規定の定義では、こうなっています。

公開領域に存在するオブジェクトの特性のうち、共有情報や情況情報として指定されていないもの

能力は「カード見てください」でOK、でもウソはダメ

こちらは「全てのプレイヤーに与えられる情報であるが、それを求めるために対戦相手に助力しなくてもよい」もの。なので「飛行持ってます?」と聞かれても、「カード見てください」と返してOKです。冒頭の「手札何枚ですか?」も、規定の「ある領域に存在するある種のオブジェクトの数のうち、共有情報として指定されていないもの」に当たるので、同じ区分と読めます。競技の大会では答えなくてもかまいません。

ただし、答えるなら正しく。これは共有・類推・情況の3つの情報で同じです(手札の中身のような秘匿情報は別です)。

プレイヤーは共有情報、類推情報および情況情報に関して、不正確、不適当あるいはウソを伝えてはならない。

店舗のイベントなら、能力も全部答える

ここまでは、ルール適用度が「競技」の大会の話です。ルール適用度が「一般」のイベントでは、こう変わります。

ルール適用度が一般のイベントにおいては、類推情報は共有情報として扱う。

つまり「自分で調べてね情報」も「必ず答える情報」になります。11月6日から始まる『スター・トレック™』のプレリリースやフライデー・ナイト・マジックなど、店舗のイベントの多くはこちら。能力やパワーを聞かれたら、全部答えましょう。

コマンダーも同じです。公式サイトはコマンダーを「カジュアルな多人数戦フォーマット」と紹介していて、ゲームを始める前の会話で、同卓の人にデッキのブラケットを尋ねることを勧めています。店舗のコマンダー会がルール適用度一般なら、能力の質問には全部答える側です。

「飛行いますか?」 到達しかいないときは?

ちょっと悩ましいのがこのケース。自分の場には到達持ちしかいなくて、相手に「飛行いますか?」と聞かれたら?

ルール上、到達は飛行の仲間ではありません。

702.17b 飛行を持つクリーチャーは、飛行も到達も持たないクリーチャーによってブロックされない。

なので「いません」は、ルールとしては正しい答えです。でも相手が本当に知りたいのは、たぶん「飛行で殴ったら止められる?」ですよね。

実は規定には、こういう「ウソではないけど誤解を招く答え」についての決まりがありません。ウソに当たるかどうかは、その場のジャッジの判断になります。

揉めないコツは、質問より少しだけ広く答えることです。

  • 競技の大会:「飛行はいません」と言って、カードを見せる。能力は相手が自分で読むものなので、これで十分
  • 店舗のイベント:「飛行はいないけど、到達がいます」まで言っておくのが確実。能力も必ず答える情報として扱うからです(「完全に」に到達まで含むかは、規定に書かれていません)

聞く側も、口で聞くよりカードを見せてもらって自分で読むのが一番確実です。

うっかり間違えて答えちゃったら?

競技の大会で使う「違反処置指針」では、間違った答えを信じて相手が行動した場合、〔意思疎通規定抵触行為〕で警告になります(3.7)。例に挙がっているのは、手札を「3枚」と答えたのに実は4枚だった、というようなうっかりミスです。

規定も、うっかりには厳しくしすぎないよう書いています。

明瞭な意思疎通はマジックをプレイする上の基本である。多くの反則は故意であるが、混乱を引き起こすような単なる勘違いがないわけではないので、それには厳罰は望ましくない。

ゲームを巻き戻す(復元する)ときは、答えた時点ではなく、相手がその答えで動いた時点まで戻ります。

問題のあった意思疎通のあった時点までではなく、行動した時点までについて、復元を考慮してもよい。

一方、わざとウソをついて得しようとしたら、〔故意の違反〕で失格の対象です(違反処置指針 4.8)。

まとめ

  • カードの名前や状態は、いつでも必ず答える
  • 能力は、競技なら「カード見てください」でOK。店舗のイベントなら全部答える
  • どちらでも、ウソはダメ
  • 競技の大会の能力なら、答えて間違えるより「カード見てください」が一番安全
  • 迷ったら、質問より少し広めに答えて、カードを見せる

競技か一般かは、参加するイベントのルール適用度で決まります。店舗のイベントで迷ったら、主催のお店に聞いてみましょう。

出典

出典: マジック:ザ・ギャザリング イベント規定・マジック違反処置指針・総合ルール(Wizards of the Coast)
元記事はこちら

この記事の作り方AIが作成したルール解説です。総合ルール・イベント規定などの原文を引用して本文と結論の案を作り、編集部が根拠と結論を確認・承認してから公開しています。編集方針