「飛行いますか?」と聞かれたら、どこまで答える? 対戦相手への答え方をルールで確認

対戦中に「手札何枚ですか?」「そのクリーチャー、飛行持ってます?」と聞かれること、ありますよね。全部正直に答えるべき? 黙っていてもいい?
答えは「聞かれた内容」と「どんなイベントか」で変わります。
- カードの名前やタップ状態などは、いつでも必ず答える
- クリーチャーの能力(飛行・到達など)は、競技の大会なら教えなくてもいい。でも、ウソはダメ
- プレリリースやフライデー・ナイト・マジックのような店舗のイベントなら、能力も全部答える
「黙っていい」のは、ルール適用度が競技の大会だけです。店舗のイベントでは扱いが変わるので、ここだけは押さえておいてください。
順番に見ていきましょう。
情報には「必ず答える」と「教えなくていい」がある
大会のルールをまとめた「イベント規定」では、ゲーム中の情報を4つに分けています。
ゲーム内の情報は、「情況情報/Status Information」「共有情報/Free Information」「類推情報/Derived Information」「秘匿情報/Private Information」の4つに分類される。
名前が硬いので、聞かれたときの扱いでざっくり言い換えるとこうなります。
| 規定の名前 | ざっくり言うと | 例 | 聞かれたら |
|---|---|---|---|
| 情況情報 | 自分から言う情報 | ライフなど | ◯ 変わったら、聞かれる前に自分から知らせる |
| 共有情報 | 必ず答える情報 | カードの名前、カウンターの種類と数、タップしているか、どの領域にあるか、今のステップ、マッチのゲーム点数 | ◯ 完全に、正直に答える |
| 類推情報 | 自分で調べてね情報 | 戦場のカードの能力やパワー、ある領域にあるオブジェクトの数(手札の枚数など、共有情報でないもの)、ルールやオラクル | △ 教えなくていい。でもウソはダメ |
| 秘匿情報 | 言わなくていい情報 | 上のどれでもないもの | × 答えなくていい |
「必ず答える情報」については、規定にこう書かれています。
プレイヤーは共有情報に関して、完全に、誠実に答えなければならない。
一方、クリーチャーの能力は「自分で調べてね情報」(類推情報)です。規定の定義では、こうなっています。
公開領域に存在するオブジェクトの特性のうち、共有情報や情況情報として指定されていないもの
能力は「カード見てください」でOK、でもウソはダメ
こちらは「全てのプレイヤーに与えられる情報であるが、それを求めるために対戦相手に助力しなくてもよい」もの。なので「飛行持ってます?」と聞かれても、「カード見てください」と返してOKです。冒頭の「手札何枚ですか?」も、規定の「ある領域に存在するある種のオブジェクトの数のうち、共有情報として指定されていないもの」に当たるので、同じ区分と読めます。競技の大会では答えなくてもかまいません。
ただし、答えるなら正しく。これは共有・類推・情況の3つの情報で同じです(手札の中身のような秘匿情報は別です)。
プレイヤーは共有情報、類推情報および情況情報に関して、不正確、不適当あるいはウソを伝えてはならない。
店舗のイベントなら、能力も全部答える
ここまでは、ルール適用度が「競技」の大会の話です。ルール適用度が「一般」のイベントでは、こう変わります。
ルール適用度が一般のイベントにおいては、類推情報は共有情報として扱う。
つまり「自分で調べてね情報」も「必ず答える情報」になります。11月6日から始まる『スター・トレック™』のプレリリースやフライデー・ナイト・マジックなど、店舗のイベントの多くはこちら。能力やパワーを聞かれたら、全部答えましょう。
コマンダーも同じです。公式サイトはコマンダーを「カジュアルな多人数戦フォーマット」と紹介していて、ゲームを始める前の会話で、同卓の人にデッキのブラケットを尋ねることを勧めています。店舗のコマンダー会がルール適用度一般なら、能力の質問には全部答える側です。
「飛行いますか?」 到達しかいないときは?
ちょっと悩ましいのがこのケース。自分の場には到達持ちしかいなくて、相手に「飛行いますか?」と聞かれたら?
ルール上、到達は飛行の仲間ではありません。
702.17b 飛行を持つクリーチャーは、飛行も到達も持たないクリーチャーによってブロックされない。
なので「いません」は、ルールとしては正しい答えです。でも相手が本当に知りたいのは、たぶん「飛行で殴ったら止められる?」ですよね。
実は規定には、こういう「ウソではないけど誤解を招く答え」についての決まりがありません。ウソに当たるかどうかは、その場のジャッジの判断になります。
揉めないコツは、質問より少しだけ広く答えることです。
- 競技の大会:「飛行はいません」と言って、カードを見せる。能力は相手が自分で読むものなので、これで十分
- 店舗のイベント:「飛行はいないけど、到達がいます」まで言っておくのが確実。能力も必ず答える情報として扱うからです(「完全に」に到達まで含むかは、規定に書かれていません)
聞く側も、口で聞くよりカードを見せてもらって自分で読むのが一番確実です。
うっかり間違えて答えちゃったら?
競技の大会で使う「違反処置指針」では、間違った答えを信じて相手が行動した場合、〔意思疎通規定抵触行為〕で警告になります(3.7)。例に挙がっているのは、手札を「3枚」と答えたのに実は4枚だった、というようなうっかりミスです。
規定も、うっかりには厳しくしすぎないよう書いています。
明瞭な意思疎通はマジックをプレイする上の基本である。多くの反則は故意であるが、混乱を引き起こすような単なる勘違いがないわけではないので、それには厳罰は望ましくない。
ゲームを巻き戻す(復元する)ときは、答えた時点ではなく、相手がその答えで動いた時点まで戻ります。
問題のあった意思疎通のあった時点までではなく、行動した時点までについて、復元を考慮してもよい。
一方、わざとウソをついて得しようとしたら、〔故意の違反〕で失格の対象です(違反処置指針 4.8)。
まとめ
- カードの名前や状態は、いつでも必ず答える
- 能力は、競技なら「カード見てください」でOK。店舗のイベントなら全部答える
- どちらでも、ウソはダメ
- 競技の大会の能力なら、答えて間違えるより「カード見てください」が一番安全
- 迷ったら、質問より少し広めに答えて、カードを見せる
競技か一般かは、参加するイベントのルール適用度で決まります。店舗のイベントで迷ったら、主催のお店に聞いてみましょう。
出典
- マジック:ザ・ギャザリング イベント規定(日本語版、2025年6月30日発効。4.1 プレイヤーの意思疎通)・英語版(2026年2月27日発効。引用した4.1は英語の現行版でも同じ中身)
- マジック違反処置指針(日本語版、2021年2月5日発効。3.7 意思疎通規定抵触行為、4.8 故意の違反)・英語版(2024年9月23日発効。引用した節は英語の現行版でも同じ番号・同じ中身)
- コマンダー(フォーマット紹介)(公式サイト日本語版)
- マジック総合ルール(和訳 20260925.0 版。702.17)
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この記事の作り方AIが作成したルール解説です。総合ルール・イベント規定などの原文を引用して本文と結論の案を作り、編集部が根拠と結論を確認・承認してから公開しています。編集方針