■ 2026-11-06 00:48 JST 更新

攻撃したあと、ブロックの前に動きたい! 先に優先権を持つのは攻撃側、ルールで確認

攻撃のあと ブロックの前

クリーチャーで攻撃したら、相手がすぐにブロックを宣言してきた。でも本当は、ブロックの前にインスタントを使いたかった……。攻撃クリーチャーを指定したあと、先に優先権を持つのは攻撃側です。

攻撃側が優先権を渡す前に相手が先にブロックしてしまったら、攻撃側はブロックの前に動く機会を求められます(どこまで戻すかは、その場のジャッジの判断です)。

  • 攻撃クリーチャー指定ステップでは、まず攻撃側が優先権を得る
  • 大会のルールにも「攻撃したら何もしないものとする」という省略の決まりはない
  • なので、攻撃側が優先権を渡す前に相手が先にブロックしたなら、攻撃側は「ブロックの前に動きます」と言える
  • 揉めないコツは、攻撃側は動きたいなら自分から言う、防御側は相手が「何もないです」と言うのを待つ

順番に見ていきましょう。

攻撃のあと、まず動けるのは攻撃側

戦闘の流れは総合ルールで決まっています。攻撃クリーチャーを指定したあとは、こうです。

508.2. 次に、アクティブ・プレイヤーが優先権を得る(rule 117〔タイミングと優先権〕参照)。

「アクティブ・プレイヤー」は、そのターンのプレイヤー、つまり攻撃している側です。「優先権」は、呪文を唱えたり能力を使ったりできる順番のこと。攻撃したあと、最初にインスタントを使えるのは攻撃側です。

次のステップに進むのは、両方のプレイヤーが続けて何もせずにパスしたときだけです。

117.4. 全てのプレイヤーが続けてパス(すべてのプレイヤーが何も処理を行わずにパスすることをそう言う)した場合、スタックの一番上のオブジェクトが解決される。この時点でスタックが空の場合、そのフェイズやステップは終了する。

そうして初めて、ブロック・クリーチャー指定ステップに進みます。

509.1. まず、防御プレイヤーはブロック・クリーチャーを指定する。このターン起因処理はスタックを用いない。

つまり、攻撃側も防御側もパスするまで、ブロックの番は来ません。

表で見る戦闘の流れ

攻撃からブロックまでを表にすると、こうなります。

順番起きること動けるのは
1攻撃側が攻撃クリーチャーを指定する攻撃側
2攻撃側が優先権を得る(508.2)攻撃側がインスタントなどを使える
3攻撃側がパスすると、防御側に優先権が移る防御側がインスタントなどを使える
4両方が続けてパスしたら、ステップが終わる(117.4)―
5ブロック・クリーチャー指定ステップで、防御側がブロックを指定する(509.1)防御側

「攻撃したら何もしない」という省略の決まりはない

実際の対戦では、毎回「優先権を渡します」と言う人はいません。大会のルール(イベント規定 4.2)には、よく使う省略のしかたが「既定の扱い」として書かれています。たとえば、第1メインフェイズに攻撃側が何もせずパスしたら、防御側は戦闘開始ステップで動くもの、という決まりがあります。

ところが、攻撃クリーチャーを指定したあとについては、既定の扱いがありません。「攻撃したら、攻撃側はもう何もしないものとする」とは、どこにも書かれていないのです。

なので、相手が攻撃を見てすぐにブロックを宣言しても、攻撃側はまだ優先権を渡していません。「ブロックの前にこれを使います」と言うことができます。

揉めたらどうなる?

競技の大会で使う違反処置指針は、手順の省略の行き違いを、ふつうは〔意思疎通規定抵触行為〕(意思疎通のルール違反)としては扱わないと書いています。

手順の省略の誤った運用は通常〔意思疎通規定抵触行為〕としては扱わず、単に取られた行動について既定の省略を適用し、対戦相手に行動の機会を与える。

「どちらかが悪い」ではなく、飛ばされた側に動く機会を戻す、という考え方です。現行の英語版(2024年9月23日発効)でも、あいまいな場面では既定の扱いを当てはめ、相手はその省略に対して動けるとしています。先にブロックされてしまったらジャッジを呼びましょう。どこまで戻して進めるかは、その場のジャッジの判断です。

ただ、相手のブロックを見てから「やっぱりブロックの前に使いたかった」と言い出すと、ブロックという情報を見たあとの後出しになります。それが通るかはジャッジの判断になるので、動きたいなら、ブロックされる前に言うのが確実です。

揉めないコツ

  • 攻撃する側:攻撃したあとに何かしたいなら、「攻撃後に動きます」「ブロックの前にこれを使います」と自分から言う。何もしないなら「何もないです」と言って渡す
  • 防御する側:攻撃宣言のあと、相手が「何もないです」と言うか、少し待ってからブロックする。あわてて先にブロックすると、相手に動く機会を戻すことになる
  • 迷ったら:その場で止めて、ジャッジを呼ぶ

まとめ

  • 攻撃のあと、先に優先権を持つのは攻撃側
  • 「攻撃したら何もしないものとする」という省略の決まりはない
  • 動きたいなら、ブロックされる前に自分から言う
  • ブロックを見てからの後出しは、通るかどうかジャッジの判断になる。動きたいなら先に言う

前回の「『飛行いますか?』と聞かれたら、どこまで答える?」もあわせてどうぞ。

出典

出典: マジック総合ルール・マジック:ザ・ギャザリング イベント規定(Wizards of the Coast)
元記事はこちら

この記事の作り方AIが作成したルール解説です。総合ルール・イベント規定などの原文を引用して本文と結論の案を作り、編集部が根拠と結論を確認・承認してから公開しています。編集方針