『リアリティ・フラクチャー』ドラフト概要:発売直後1週目のデータで読む色の組み合わせとシナジー

データ時点 2026年9月29日〜10月6日(プレミア・ドラフト、ピック記録のみ)
この記事はこの期間のデータにもとづく、その時点の分析です。環境の変化にあわせて、新しい時点の記事を別に出します。
MTGアリーナのプレミア・ドラフトで『リアリティ・フラクチャー』を遊んだ人のピック記録から、発売直後1週目の環境の概要をまとめました。
17Lands Public Datasets(CC BY 4.0)をもとにMTGシグナルが独自に集計したもので、17Landsの監修・承認は受けていません。対象は2026年9月29日〜10月6日のプレミア・ドラフト31,144回、勝率はドラフトごとのマッチ勝率で、数字はすべて相関です(詳しい条件は末尾の「集計方法のメモ」)。
これは環境の全体像をつかむための概要です。500回以上ピックされた279枚を早く取られた順に並べると、上位40枚はすべてレアか神話レアでした。強いカードほど早く取られるのは当然なので、以下ではデータで差が見えた範囲で、コモン・アンコモンにも目を向けます(コモン・アンコモンを掘り下げた分析は別の記事で扱います)。
この環境をざっくりまとめると、
- 成績が良いのは白青・青黒・黒緑で、白黒・赤白・黒赤は伸び悩んでいる
- 白緑はピックの段階では人気(シェア4番目)なのに、勝率は平均を下回っている
- このセットを特徴づけるメカニズムが「ジェイス付与」。青を含む組み合わせでは、好成績のプールに多いコモン・アンコモンにジェイス付与を持つカードが目立つ
- アンコモンでは《炎と灰のキオーラ》が一番早く取られていて、赤緑・青赤・黒赤の好成績のプールによく入っている。取られた5,306回のうち65.6%は、同じパックにレアか神話レアがあったのにキオーラが選ばれていた(必ずレアが入っているパックの1手目を除くと48.4%)
- 2色にきっちり収めたデッキは約半分(49.2%)で、31.2%は2色の外のカードを1〜3枚タッチしていた。タッチされたカードの57%は多色カード
環境の全体像
各ドラフトの「デッキの2色」は、実際にメインデッキに入れた土地以外のカードを色ごとに数え、多い2色としました(2色目が3枚未満なら単色扱いで、該当は全体の0.3%)。勝率はドラフトごとのマッチ勝率の平均で、全体平均は50.2%です。太字は、勝率がこの平均を上回った組み合わせです。
- 青黒:シェア16.3%、勝率51.8%
- 白青:シェア14.4%、勝率52.0%
- 赤緑:シェア13.3%、勝率50.9%
- 白緑:シェア11.5%、勝率48.8%
- 青赤:シェア10.1%、勝率50.2%
- 黒緑:シェア9.0%、勝率51.4%
- 黒赤:シェア8.1%、勝率47.8%
- 青緑:シェア6.5%、勝率48.4%
- 白黒:シェア5.3%、勝率47.4%
- 赤白:シェア5.2%、勝率47.7%
青を含む組み合わせが人気で、なかでも白青と青黒は人気と成績が両立しています。白緑は4番目に人気ですが、勝率は平均を下回りました。一番上の白青と一番下の白黒では、4.6ポイントの差があります。
青を含む組み合わせを見るうえで欠かせないのが「ジェイス付与」です。このメカニズムは、自分のジェイス・トークンに忠誠カウンターを置き、トークンがなければ先に「[-1]:諜報1を行う」「[-3]:カード1枚を引く」を持つ青のジェイス・プレインズウォーカー・トークン(以下、ジェイス・トークン)を生成するものです(上の画像は、そのジェイス・トークンと、戦場に出たときにジェイス付与4を行うコモンの《精神追いの眼》)。カードDBのOracle文で数えると、このセットには「ジェイス付与」を持つカードが35種類あります。白青では、好成績のプールに多いコモン・アンコモンの上位12枚のうち6枚が、青黒・青赤では4枚がジェイス付与を持つカードでした(集計対象のカード290種のうちジェイス付与を持つのは35種)。ただし、これはジェイス付与が勝因だという意味ではありません。
色の組み合わせ別ガイド
10組のうち、ここで詳しく扱うのは勝率が上位の5組(白青・青黒・黒緑・赤緑・青赤)で、いずれも全体平均の50.2%以上でした。残りの5組は、この章の最後に短くまとめています。
「好成績のプール」は、その組み合わせでおおむね勝ち越したドラフトのプールです。カードの割合は「好成績のプールに入っていた割合」と「それ以外のプールに入っていた割合」の順に書いています。正確な定義とシナジーの判定方法は、末尾の「集計方法のメモ」にまとめました。
白青:諜報とジェイス・トークン
この組み合わせで最も早く取られているのは《理論家、ジェイス・ベレレン》(平均1.19手目)で、《デンジロア・フェイトホールド》(1.42手目)が続きます。デンジロアは、諜報か占術をするたびに自分のクリーチャー全員に+1/+1カウンターを置く飛行クリーチャーです。
- 好成績のプールに多いカード:《誤謬結論のスフィンクス》(好成績のプールの13.5%、それ以外では8.0%)、《精神追いの眼》(59.1%と52.1%)、《ヘクスヘイヴン大隊》(62.7%と56.3%)
- アンコモン・コモンで早く取られているカード:《癒し手としての歩み》(3.46手目)、《汝の宿命の終焉》(3.54手目)
- シナジー:《デンジロア・フェイトホールド》と《諜報する幻》を両方取ったドラフトは57.7%(253件)で、片方だけの場合は51.0%(デンジロアだけのドラフトは180件で参考値)と51.7%でした。諜報する幻は防衛を持ちますが、そのターンに諜報か占術をしていれば攻撃でき、{3}{U}で諜報1を行う起動型能力も持っています。カードの文面から見ると、デンジロアの能力とかみ合う組み合わせです
- シナジー:《構内の触れ役》と《精神追いの眼》は54.7%(1,182件)。どちらもジェイス付与でトークンを育てるカードです
青黒:墓地を使う構成
この組み合わせで最も早く取られているのは《理論家、ジェイス・ベレレン》(1.21手目)で、《ウルダロス・セオリクス》(1.64手目、4番目)も早めです。アンコモンでは《ゼロ乗算》(2.96手目)と《重圧による崩壊》(3.47手目)が早めです。
- 好成績のプールに多いカード:《繰り返される徴用》(58.0%と49.5%)、《精神追いの眼》(60.1%と52.3%)、《ウルダロス・セオリクス》(12.0%と7.6%)
- 繰り返される徴用は「実習生」という2/2のトークンを2体生成します。フラッシュバックなどで墓地から唱えると、それぞれに墓地のカード3枚につき1個の+1/+1カウンターが乗ります
- シナジー(参考):《絶無の召喚士》と《誤謬結論のスフィンクス》は62.5%で、片方だけの場合は53.2%と52.4%です。ただし両方を取ったドラフトは94件しかなく、数字は大きくぶれる可能性があります。カードの文面から見ると、スフィンクスは攻撃するたびにカードを1枚引いて1枚捨てるので墓地が増え、絶無の召喚士のスレッショルド(墓地7枚以上)を満たす助けになりえます
黒緑:土地を戻してヴラスカ
この組み合わせでは《呪い破り、ガラク》が好成績のプールに多く入っています(7.3%と3.5%)。ただし、このカードが入っていた黒緑のドラフトは131件と少なく、参考程度の数字です。アンコモンでは《ゼロ乗算》(3.11手目)が最も早く取られています。
- 好成績のプールに多いカード:《鋭き一瞥、ヴラスカ》(31.3%と25.0%)、《原初の魔女跡追い》(66.2%と60.1%)
- シナジー:この2枚を両方取ったドラフトは57.2%(419件)で、片方だけの場合は50.8%と49.9%でした。魔女跡追いは威迫を持ち、戦場に出たときにカードを4枚切削し、墓地の土地・カードを1枚タップ状態で戦場に戻します(墓地に土地があれば)。ヴラスカは接死を持ち、土地を6つ以上コントロールしているときに戦場に出れば、対戦相手のパーマネントを1つ破壊できます(相手は宝物・トークンを1つ生成します)。カードの文面から見ると、土地を増やす魔女跡追いが、ヴラスカの条件を満たす助けになる組み合わせです
赤緑:大型クリーチャーとキオーラ
この組み合わせで最も早く取られているのは《容赦なきアジャニ》(1.36手目)です。アンコモンでは《炎と灰のキオーラ》(2.61手目)が最も早く、《工芸品の破壊屋》(3.48手目)も3番目に早く取られています。
- 好成績のプールに多いカード:《炎と灰のキオーラ》(37.3%と29.7%)、《工芸品の破壊屋》(58.6%と51.5%)
- キオーラは戦場に出たときに飛行を持つ5/5のドラゴン・トークンを生成し、{8}を払うたびに同じトークンを1体出せます。工芸品の破壊屋は7マナのトランプル持ちで、戦場に出たときに「クリーチャーかプレインズウォーカーに4点のダメージ」「実習生1体を生成」「カードを1枚引く」から2つを選びます
- シナジー:この2枚を両方取ったドラフトは56.2%(651件)、片方だけの場合は50.0%と50.8%でした。カードの文面から見ると、どちらも重い分、1枚で戦況を動かせる大型カードです
青赤:呪文とジェイス付与
この組み合わせでは《容赦なきアジャニ》の偏りが特に大きく、好成績のプールの8.8%に入っていたのに対して、それ以外では3.3%でした(ただし、このカードが入っていた青赤のドラフトは160件と少なく、参考程度の数字です)。アンコモンでは《炎と灰のキオーラ》(2.60手目)と《暴力的なこだま》(3.36手目)が早く取られています。
- 好成績のプールに多いカード:《精神追いの眼》(57.7%と47.8%)、《対なす幻視》(65.0%と56.8%)
- シナジー:《対抗刻彫》と《革新の広場》は54.8%(386件)。革新の広場は、プレインズウォーカーをコントロールしていればアンタップ状態で戦場に出ます。対抗刻彫はジェイス付与1でジェイス・トークン(プレインズウォーカー)を用意できるので、カードの文面から見ると条件を満たしやすくなります
- シナジー:《対抗刻彫》と《弟子の覚醒》は54.8%(428件)。どちらもジェイス・トークンを育てるカードです
その他の5組
勝率が全体平均を下回った5組です。
- 白緑(シェア11.5%、勝率48.8%):2色に収めたデッキの勝率は50.2%で、3色以上に広げたデッキ(45.4%)を上回りました
- 黒赤(8.1%、47.8%):アンコモンでは《炎と灰のキオーラ》が最も早く取られ(2.68手目)、好成績のプールにも多く入っていました(33.8%と24.7%)
- 青緑(6.5%、48.4%):3色以上に広げたデッキが37.2%と10組で最も多く、その勝率50.4%は2色に収めたデッキ(45.3%)を上回りました
- 白黒(5.3%、47.4%):アンコモンでは《ゼロ乗算》(3.03手目)が最も早く取られています
- 赤白(5.2%、47.7%):コモンの《ヘクスヘイヴン大隊》が好成績のプールに多く入っていました(57.7%と49.0%)
タッチと3色以上
メインデッキに入れた土地以外のカードのうち、「デッキの2色」のマナだけでは唱えられないカードを「色外カード」として数え、デッキを3つに分けました。
- 2色(色外カード0枚):49.2%、勝率50.9%
- 2色+タッチ(色外カード1〜3枚):31.2%、勝率50.0%
- 3色以上(色外カード4枚以上):19.6%、勝率48.6%
対象は、単色扱いの97件とメインデッキの記録がない1,169件を除いた29,878ドラフトです。2色に収めたデッキは約半分で、残りの半分は何らかの形で3色目に手を伸ばしています。全体では2色、タッチ、3色以上の順に勝率が下がりますが、2色(50.9%)と3色以上(48.6%)の差は2ポイント余りにとどまり、組み合わせによって傾向が違います。
- 黒緑はタッチか3色以上のデッキが64.7%を占め、勝率はタッチ51.9%、3色以上51.8%と、2色(50.5%)をわずかに上回りました
- 青緑はタッチか3色以上が74.0%で、2色のデッキ(503件)の勝率は45.3%にとどまりました
- 白青と青赤は逆で、2色のデッキ(白青53.6%、青赤52.5%)が、タッチ(白青51.3%、青赤47.7%)を上回りました
タッチ型のデッキが入れた色外カード17,741枚のうち、57.2%は多色カードでした。タッチ型のデッキでよく使われていたのは、《ねじれた宿命》(タッチ型デッキの8.3%)、《砂漠の牙、ハパチラ》(8.2%)、《精神蛇行者》(7.9%)、《繰り返される徴用》(7.3%)で、いずれも2色のアンコモンです。データからは、ほかの組み合わせの多色アンコモンを、3色目を少し足して使う形が目立ちます。
基本の2色とタッチ色の組み合わせで、200件以上あったものの例です(200件未満の組み合わせは数字がぶれやすいため載せていません)。勝率の差は相関で、タッチしたこと自体の効果とは限りません。
- 青黒+緑タッチ(810件):勝率55.0%。青黒の2色のデッキ(51.8%)より高く、タッチしたのは《砂漠の牙、ハパチラ》(55.3%のデッキ)と《精神蛇行者》(38.9%)が中心でした
- 黒緑+青タッチ(445件):勝率53.2%。《繰り返される徴用》(45.6%)が中心です
- 白青+黒タッチ(707件):勝率52.1%。《ねじれた宿命》(47.7%)、《繰り返される徴用》(25.6%)が中心です
- 青赤+白タッチ(338件):勝率45.1%で、200件以上ある「2色+タッチ」の組み合わせの中で最も低い数字でした
色の補強になるカードは、カードDBのOracle文から機械的に選びました(2色以上のマナを出せる土地、どの色のマナでも出せる土地以外のカード、土地を探してくるカード)。このうち、どの色のデッキでも同じように使える2枚は、色を広げたデッキほど多く入っていました。数字は、メインデッキに入れていたデッキの割合を「2色/タッチ/3色以上」の順に並べたものです。
- 《つぶやく書物》:4.9%/19.2%/27.2%。3マナのアーティファクトで、タップすると好きな色のマナを1つ出せます
- 《避難の広間》:20.7%/35.7%/40.4%。タップ状態で戦場に出て、出るときに選んだ色のマナを出す土地です
2色以上のマナを出せる土地(避難の広間を含む)のメインデッキでの平均枚数も、0.84枚/2.27枚/2.91枚と増えています。ただし、3色目を使うデッキがマナを補うのは当然で、これらのカードがタッチの成績を上げているかどうかは、このデータからは分かりません。タッチできたデッキは、強い多色カードと補強カードの両方がそろったプールだった、という選択の偏りもありえます。
早取りされているカード(全体)
500回以上ピックされたカードのうち、平均ピック位置(パック内の何手目か)が早いものをレアリティ別に挙げます。全体の順位では上位40枚がすべてレアか神話レアで、コモン・アンコモンで最も早い《炎と灰のキオーラ》は41番目です。
- 神話レア:《理論家、ジェイス・ベレレン》1.22手目、《容赦なきアジャニ》1.34手目、《反逆の先導者、チャンドラ》1.45手目
- レア:《導きのハイドラ》1.61手目、《誤謬結論のスフィンクス》1.65手目、《聖域に潜むもの》1.70手目
- アンコモン:《炎と灰のキオーラ》2.63手目、《ゼロ乗算》3.09手目、《暴力的なこだま》3.43手目
- コモン:《記憶の罠》4.08手目、《入場不可》4.16手目、《欠席の延長》4.23手目、《精神追いの眼》4.43手目
《炎と灰のキオーラ》は5,306回取られていて、そのうち65.6%(3,480回)は、同じパックにレアか神話レアがあったのにキオーラが選ばれていました。ただし、パックの1手目にはどのパックにもレアか神話レアが入っているので、1手目に取られた1,771回はすべてここに含まれます。1手目を除いた3,535回では48.4%(1,709回)です。また、そのレアが強いカードだったかどうかは問うていません。
《容赦なきアジャニ》は、プールに入っていたドラフトの勝率が59.3%(848件)と、全体平均の50.2%を大きく上回っていました。これも相関で、アジャニを取ったこと自体がどれだけ勝ちにつながったのかは、このデータからは分かりません。
色を決めるタイミング
最終的に2色のデッキになった31,047ドラフトで、各手番に取ったカードが最終的な2色に入っていたかを調べました(無色のカードと土地は除き、多色カードは全部の色が2色に入っている場合だけ数えています)。
取ったカードが最終的な2色に入っている割合(ピック順)
最終的な2色が決まった時期(割合と勝率)
パック1の1〜5手目の色から変えたか
- パック1で取ったカードが最終的な2色に入っている割合は、1〜8手目までほぼ横ばいの73〜76%でした。パック2の1手目で81.1%になり、ここが初めて80%を超える手番です。各パックの最後の3手は39〜59%まで下がりますが、残りものしか選べないためと考えられます
- 取ったカードの枚数で、最終的な2色がほかの色より多くなっている人の割合は、パック1の5手目で51.1%、パック1の終わり(14手目)で65.5%、パック2の6手目(通しで20手目)で81.4%でした
- その状態になって最後まで変わらなかった手番で分けると(レア・神話レアの枚数をそろえない、そのままの勝率)、パック1の5手目まで(37.0%)の勝率が50.9%、6〜14手目(21.5%)が50.4%、パック2(22.7%)が50.0%、パック3(10.4%)が48.8%、最後まで決まらなかった人(8.4%)が48.7%でした
- パック1の1〜5手目に取った色つきのカードのうち、最終的な2色に入ったものが半分未満だった「色変え」は13.4%で、勝率は48.8%(それ以外は50.4%)でした
目安にすると、半分ほどの人はパック1の5手目までに方向が見えていて、パック2の序盤には8割の人で、最終的な2色が取った枚数の上位2色になっています(その後も変わらなかった人で数えると、パック2の終わりまでで81.1%)。早く決まった人ほど勝率はやや高いのですが、強いカードが早くそろった人ほど早く決まる、という関係もありえるので、早く決めること自体が勝率を上げるとは言えません。色変えをした人も勝率は48.8%で、全体平均(50.2%)との差は1.4ポイントです。パック1の途中で色を見直すことが、それだけで大きく不利になるわけではなさそうです。パック1でどのカードを目安に色を決めるか(空いている色のシグナル)と、レア・神話レアの枚数をそろえたうえでの色を決めた時期ごとの勝率は、[パック1のシグナルの記事](/news/2026-10-14-fra-pack1-signals)で詳しく扱っています。
ピックの指針
- 青は人気ですが、白青と青黒は成績も上位なので、引き続き有力な選択肢です
- コモンの《精神追いの眼》は、白青・青黒・青赤のすべてで好成績のプールに多く入っています
- 赤を含めるなら、早く取られていて好成績のプールにも多い《炎と灰のキオーラ》は優先候補になりそうです
- 黒緑は人気が6番目ですが、勝率は平均を上回っています。《原初の魔女跡追い》と《鋭き一瞥、ヴラスカ》の組み合わせを意識してみてください
- 白緑・青緑・黒赤・赤白・白黒は、今回のデータでは勝率が平均を下回っています
- 3色目に手を伸ばすデッキは全体の約半分あり、タッチ(色外カード1〜3枚)の勝率50.0%と2色の50.9%の差は1ポイント未満でした。タッチ先は多色アンコモンが中心で、《つぶやく書物》や《避難の広間》はタッチ・3色のデッキで多く使われています
- 半分ほどの人はパック1の5手目までに方向が見え、パック2の序盤には8割の人で最終的な2色が枚数の上位2色になっています。パック1の序盤から色を変えた人の勝率も48.8%で、シグナルを見て乗り換える余地はあります
集計方法のメモ
- データ:17Lands Public Datasets のピックデータ(draft_data)を、MTGシグナルが独自に集計しました。17Lands公式の数値とは一致しない場合があります。対象は31,144ドラフト(ピック130万8,012回分)です
- 勝率:ドラフト全体のマッチ勝率です(1ゲームごとの勝率ではありません)。カードの勝率は「そのカードを取った人の」勝率で、デッキに入れたかどうかは問いません
- 17Landsの利用者は平均より上手な傾向があり、全マッチを合算した勝率は55.2%です。この記事の勝率はドラフトごとの勝率の平均で、全体平均は50.2%です
- 好成績のプール:その組み合わせで3マッチ以上遊んだドラフトのうち、マッチ勝率がその組み合わせの中央値を上回ったものです(今回はどの組み合わせも中央値が50%だったので、実質的には勝ち越したドラフト)。プールに入っていれば、デッキに入れたかどうかは問いません
- シナジー:その組み合わせのドラフトの中で、2枚ともプールに入っていたドラフトの勝率を、片方だけのドラフトのうち勝率が高いほうと比べました。各グループ75ドラフト以上を条件にし、検定の数が多いぶん偽発見率10%の補正をかけたうえで残ったものだけを載せています。それでも偶然の偏りや、プレイヤーの腕前・同じプールの他のカードといった別の要因は否定できません
- 色外カード:唱えられるかどうかは表のマナ・コストで判定しました。2色の混成マナのカードは、どちらかの色が「デッキの2色」にあれば色外に数えません。タッチと3色以上の境目(色外カード3枚と4枚)は、この記事で決めた区切りです
- 色の補強カード:2色以上のマナを出せる土地、使い道の制限なく好きな色のマナを出せる土地以外のカード、ライブラリーから土地を手札か戦場に持ってくるカード(基本土地サイクリングを含む)をOracle文から選びました。赤か緑のマナだけを出すトークンを作るカードなど、特定の2色に限られるものは数えていません
- レアを差し置いたピック:取ったピックの時点で、同じパックに(取ったカード以外の)レアか神話レアがあったかを数えました。レアリティはカードDBによります
- 色を決めるタイミング:最終的に2色のデッキになったドラフトだけを使いました。「2色が決まった手番」は、それまでに取った色つきカードを色ごとに数え(多色カードは各色に1枚)、最終的な2色がどちらもほかのどの色より多くなり、以後最後のピックまでそのままだった最初の手番です。最後のピックの時点で3色目が並ぶか上回っていれば「最後まで決まらず」に入ります。色変えの判定は、パック1の1〜5手目に色つきのカードを3枚以上取ったドラフトが対象です
この記事は上記の期間時点の分析で、今後は書き換えません。対戦データの公開後や環境が進んだ時点で、新しい時点の集計を別の記事として出します。
元記事はこちら




































